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山梨県高野連刊行の記録書籍について

以前の記事(参考文献大幅追加と春季・秋季大会情報収集状況、並びにご助力のご依頼)で山梨の県高野連史が無いと嘆きましたところ、コメントにて情報をいただき、山梨県立図書館に行ってみました。かなり調査不十分ではありますが、分かっている範囲の情報をまとめます。

山梨県高野連では「高校野球のあゆみ」というタイトルの年報のようなものを毎年発行しています。図書館にあったのは昭和45(1970)年発行のものから平成20(2008)年発行のものまでです。平成21(2009)年以降、現在まで発行が続いているのかどうかは不明です。また、初期の頃のものは図書館にも揃っておらず、そもそも発行されていない可能性もありますが、1970年の次は1977年(本書には1975年、1976年、1977年の3年分の記録を収録)、次は1981年3月(本書には1978年、1979年、1980年の3年分の記録を収録)という感じで、以降もちょこちょこ年度を飛ばしています。全年度分に目を通したわけでは無いためはっきりとは言えませんが、例えば1971年から1974年までの記録は飛ばされています(図書館に所蔵されていないだけかもしれませんが)し、1975年度以降の全年度分の記録が網羅されているのかどうかは確認できていません。各年度の「高校野球のあゆみ」の所蔵状況は山梨県立図書館の検索ページから簡単に検索することが可能です。

1970年度発行のものは「高校野球のあゆみ」として初めての発行だったようで、戦前の記録から1970年度の記録までが簡単に収録されています。「簡単に」というのは試合のランニングスコアや選手別記録がなく、試合の最終スコアだけが列挙されているような形です。ただし、1970年度分の記録のみ詳細(ランニングスコアと選手別記録)まで収録されています。あと理由は分かりませんが、1963年度から1969年度までは夏の予選しか収録がなく、春と秋の記録は収録がありません。

1977年発行のもの(「高校野球のあゆみ 昭和52年度」)は、1975年、1976年、1977年の3年分について春、夏、秋の県予選のランニングスコアと選手別記録も収録されています。

他県の高野連史と比較すると内容にやや乏しい部分はありますが、簡単に山梨県の古い高校野球記録を調査したい場合には「高校野球のあゆみ」は使える資料だと思います。時間の都合であまり調査できなかったのですが、ほぼ毎年度と結構な分量の記録が存在することが分かりましたので、いずれはもう少し時間を確保してじっくり調査したいと思います。

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テーマ : 高校野球
ジャンル : スポーツ

参考文献大幅追加と春季・秋季大会情報収集状況、並びにご助力のご依頼

ホームページ「高校野球ランキング」参考文献を大幅に追加いたしました。正式ランキングが1940年まで達し、もうすぐ戦前分のランキング発表が終わりそうな状況なのですが、戦後のランキングを算出するにあたり、春季・秋季大会の都道府県予選の情報が欲しいと思い、最近は専ら都道府県高野連史の情報収集に奔走しておりました。で、その最近の活動結果を受けて、都道府県高野連史を中心に参考文献を更新しました。

全国47都道府県の中で都道府県高野連史を刊行していないのは山梨県と愛媛県だけです。ただ、愛媛県については愛媛新聞社による「愛媛の野球100年史」が刊行されています。書名の通り、高校野球だけをまとめた本ではないのですが、愛媛県高等学校野球連盟が資料協力という形で参加しており、ほぼ事実上の公式記録として扱えそうなものです。山梨県については公式記録をまとめたものが見つかっておらず、春季・秋季の山梨県予選記録をどのように収集すべきか、思案中です。おそらく当時の山梨の地方新聞を県立図書館か日本新聞博物館あたりで調査してみるくらいしかないかな、と思っております。もし、春季・秋季の山梨県予選記録を見やすくまとめた書籍をご存じの方いらっしゃいましたら、お手数ですが本ブログにコメントいただけますと幸いです。

近年の春季・秋季の都道府県予選記録については、雑誌「報知高校野球」にて1979年分以降は全都道府県の記録が収録されていることを確認しております。雑誌ですので情報の信頼性については注意すべきではありますが、現時点では「情報がある」ということのみ把握しており、その内容の信頼性は未確認です。

青森県については県高野連史には1971年分までしか記録がなく、上記の「報知高校野球」で収録開始される1979年に至るまでの、1972年から1978年までの7年分の記録については、今のところ情報源の目途がついておりません。こちらも当時の青森県地方新聞を見てみるつもりでおります。

石川県については県高野連史が存在するのですが、古い時期のもの(「石川県高等学校野球五十年史」)は今のところその所在について石川県立図書館と石川高専図書館の2施設のみしか確認できておらず(追記:金沢市立図書館にも所蔵されていることを確認いたしました)、まだ参照できておりません。折を見て金沢まで遠征したいとは思っておりますが、予定は未定です。

また、全般的に都道府県予選における一次予選の記録は、特に戦後間もなくなどの古い時期については失われてしまっているケースが多いようです。情報収集には限界がありそうな状況が既に見えておりますが、可能な限り手を尽くしたいと考えているところです。適切な情報源についてご存じの方いらっしゃいましたら、お知らせいただけますと本当に助かりますので、ご助力いただけますと幸いです。

2014/09/17追記

記事内では山梨県について県高野連史を刊行していない、と記載いたしましたが、コメントにて情報提供をいただき、県高野連史もしくはそれに準ずるような書籍が存在することをお教えいただきました。私の方ではまだその書籍を直接には確認できておりませんが、確認が取れ次第、情報を訂正/追加させていただきます。

また、「石川県高等学校野球五十年史」については金沢市立図書館にも所蔵されていることを確認いたしましたので、情報を追加いたします。

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1939年(昭和14年)第25回全国中等学校野球大会東京代表選出過程について

ずいぶんと以前のお話で恐縮ですが、去る2014/01/21に匿名の以下のようなコメントをいただきました。

管理人様

こんにちは

第25回全国中等学校野球大会の東京代表について

>東京大会では優勝校である帝京商(現・帝京大)、
>準優勝校である日大三中(現・日大三)が出場選手
>資格の問題で相次いで出場を辞退、
>準決勝で優勝校である帝京商に敗れた早稲田実が
>3位校として出場することとなりました。
とあります。

間違いではないですが、もう少し補足の説明をされたら
もっとわかりやすいと思います。

当時の東京大会は甲子園大会の予選と関東大会(8月下旬)に
出場する代表校3チームを決める大会を兼ねていました。

そのため、決勝戦のほかに「三位決定戦」がおこなわれ、
1939(昭和14)年は、早稲田実が高等師範附属中に6対3で
勝利をおさめ、「第三位校」となっていました。

そして、帝京商・日大三中が甲子園大会出場を相次いで辞退
したため、「第三位校」の早稲田実が代表となりました。

ですから「準決勝で優勝校である帝京商に敗れた早稲田実」
というのは事実ですが、単に「準決勝で優勝校に敗れた」
ことが選出の理由ではなく、

「三位決定戦に勝利していた早稲田実が代表に選出された」
というのが、実情のようです。

ちなみに
http://koushien.s100.xrea.com/koukouyakyuusoubuchousa/073.pdf
には、イニングスコア付の記録も掲載されています。

ご承知の節は、ご容赦ください。

お役にたてば、幸いです。


それ以来、1939年(昭和14年)第25回全国中等学校野球大会東京代表選出過程について調査を実施しておりました。
コメント内で言及されているPDFファイルは高校野球百科事典様で公開されている弘田正典氏作成の『中等野球 夏の地方大会「―東京編3―」1939~1947年』と題された資料です。高校野球百科事典様は本ブログでも参照させていただいているサイトで、本資料も参照させていただいておりました。問題は本資料中にある1939年(昭和14年)第25回全国中等学校野球大会予選東京大会の3位決定戦と、優勝校、準優勝校が相次いで出場辞退するという異常事態の中での早稲田実選出理由である「3位校」が結びつくのかどうか、という点となります。

まず、コメント主様もおっしゃるように、この3位決定戦は五地区大会の一つである関東大会の東京代表を選出するための試合であり、甲子園予選とは無関係の試合です。そのため、この試合は高野連の選手権大会史をはじめとして選手権予選としての東京大会を収録する書籍には言及がなく、それどころか、東京都高野連の公式記録である「白球譜」にも言及がありません。3位決定戦が公式記録から抹消されている理由は判然としませんが、なんらかの事情が存在する可能性があり、この「事情」に対して関係者が口をつぐんでいる可能性も存在することは念頭に置いた上で以下の調査結果をご参照ください。

この間、私の思いつく範囲で関係資料内での東京代表選出過程の記載を集めてみました。
  • 大阪朝日新聞昭和十四年八月七日

    「六日改めて審議の末、第三位校早稲田実業を推薦し、(以下略)」

    「第三位」の根拠については言及なし。

  • アサヒ・スポーツ第十七巻第十七号付録

    「六日改めて審議の末、第三位校早稲田実業を推薦し、(以下略)」

    「第三位」の根拠については言及なし。前後の記述も含めて、大部分が大阪朝日新聞の記事の引用の模様。

  • 全国高等学校野球選手権大会史(1958年)

    「六日改めて審議の結果、第三位校早稲田実を推薦し、(以下略)」

    「第三位」の根拠については言及なし。

  • 全国高等学校野球選手権大会50年史(1968年)

    「準決勝で優勝の帝京商に敗れた早稲田実が第3位校として推されて東京代表となり、(以下略)」

    「第3位」の根拠について、「準決勝で優勝の帝京商に敗れた早稲田実」との根拠が示される。

  • 白球譜 東京都高校野球のあゆみ(1988年)

    「準決勝で優勝の帝京商に敗れた早稲田実が第3位校として推されて東京代表となり、(以下略)」

    50年史と全く同じ記述。高野連の公式見解を踏襲。

  • 全国高等学校野球選手権大会70年史(1989年)

    「準決勝で優勝の帝京商に敗れた早稲田実が第3位校として推されて東京代表となり、(以下略)」

    50年史と全く同じ記述。高野連としての公式見解はこれで固まった模様。


以上の記録を見る限り「3位決定戦」に言及するものはなく、高野連の公式見解としては「準決勝で優勝の帝京商に敗れた」ことが第3位の根拠とされています。コメント主様のご意見は非常に興味深くはありますが、この状況下では推論の域を出るものではない、と理解します。この状況が変化するためには高野連が公式見解を訂正するか、当時の関係者の裏話が出てくるか、などの一次資料と扱い得る情報の発表・発掘が必要と考えます。

以上がここ数カ月の私の調査の結論です。もちろん、私の把握していない有力な資料の存在が明らかになれば、訂正することにやぶさかではありません。コメント主様には、この調査のきっかけとなりました興味深い見解のご提示に感謝いたします。

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「正式版1928年神宮奉祝大会終了時点中等学校ランキング」への追記

本ブログの正式版1928年神宮奉祝大会終了時点中等学校ランキングの記事にコメントをいただき、この大会への福岡中の出場の経緯についての貴重な情報をいただきましたので、記事内にも追記いたしました。

愛輪塾@管理人様
貴重な情報のご提供、ありがとうございます。
いただきましたコメントにご返信させていただいておりますが、ここでも重ねて御礼申し上げます。
今後とも、本ブログにご来訪、コメントいただけますと幸いに存じます。

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引き分け試合のランキングポイント算出方法を変更しました

表題の通り、引き分け試合のランキングポイント算出方法を変更しました。

具体的には、「ランキング計算方式」にありますように、再試合の実施される場合とされない場合とで異なった勝利係数を付与することとします。

これは、先日引き分け時の勝利係数を0.5に引き下げたことに対してnogu様からコメントをいただきまして、勝ち抜けトーナメントのときの係数0.5は良いが、リーグ戦などで引き分け自体が結果として確定してしまう場合には係数0.5では負けた場合よりも獲得できるポイントが少なくなるので良くない、とのご指摘を受けまして再考いたしました。その結果、ご指摘はもっとものことであると私も納得しましたので改善いたしました。

同じ引き分け試合に対して、再試合の有無によって扱いを区別するということで、ランキングポイントを算出するがためのテクニカルな、悪く言えば小手先の操作であるかのような印象は、正直なところ私自身もないこともないのですが、再試合を実施する場合の引き分けは再試合によって勝敗を決することが前提であり、仮の状態であると考えました。一方で、再試合を実施しない場合は勝敗は「引き分け」で決してしまいます。つまり確定結果としての引き分けと仮状態としての引き分けは扱いを分けるべきだという理屈です。まぁ、これも苦しく聞こえないこともないのですが、実際のところこの2つの「引き分け」は扱いを区別しないとポイントの算出が歪なものになってしまいます。実情優先ではありますが、このような算出方法を採用させていただくことといたしました。

なお、今年の国体でありました引き分け後に抽選で勝敗を決めたケースについては、試合自体は「引き分け」で結果を確定し、勝利係数は2を両校に付与することにいたします。

この新しい算出方法は近日公開する予定の正式版1931年神宮国体終了時点のランキングにて適用いたします。すでに1910年代、1920年代に夏の地方予選のリーグ戦において再試合を実施しない引き分け試合が何試合か存在しますので、新しい計算方法を適用しますとポイントがすでに公開中のポイントから変化するはずです。

ご指摘いただきましたnogu様、ありがとうございました。

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