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正式版1942神宮国体大会終了時点中等学校ランキング

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>>正式版1942神宮国体大会終了時点地区・地方ランキングはこちら

ホームページ「高校野球ランキング」】でもいろいろなデータを公開しています
(本ブログの元データは上記ホームページ「高校野球ランキング」に格納しております。元データはデータの追加・削除・修正などにより不定期に更新されておりますので、本ブログの掲載データは古い可能性があります。最新のデータは上記ホームページをご参照ください。)

1942年(昭和17年)第13回明治神宮国民体育大会野球中等学校の部終了時点でのランキングを発表いたします。

出場校は以下の通り。
1942 神宮国体
代表校 地方 出場回数 現在校名 ランキング ポイント
- 水戸商 茨城 15年ぶり2回目 水戸商 38 197.184
- 平安中 京都 9年ぶり3回目 龍谷大平安 5 1138.732
- 海草中 和歌山 5大会連続6回目 向陽 3 1384.209
- 徳島商 徳島 5年ぶり2回目 徳島商 7 731.506

大会は10月31日から11月3日まで開催。会場は全試合が神宮球場。本大会開催期間は言わずと知れた第二次世界大戦交戦中の時期ですが、戦況はガダルカナル島を巡る攻防の最中であり、この時点では膠着状態にあります。直前の10月26日に生じた南太平洋海戦では日本海軍はアメリカ海軍の空母を撃沈しており、まだ十分な組織的戦闘能力を維持していました。国民レベルでは、もちろん日中戦争以来の戦争の長期化は国民生活を圧迫してはいたでしょうけれども、戦争末期の日常的な、物資不足、空襲、精神的な締め付けに比較すれば、まだそれほどの逼迫感は無かったことでしょう。出場校は前年と同じく4校。この年の学徒体育振興大会のベスト4から3校と、優勝した徳島商に2回戦で1-0で惜敗した水戸商の4校です。本大会の主催者である厚生省はこの当時文部省と犬猿の仲だったはずですが、文部省系の大会である学徒体育振興大会の結果がかなり大きく本大会に影響していることが見えます。ランキングで見ると出場4校中3校がランキングベスト10に入っており、非常にハイレベルで近接しています。いずれが優勝してもおかしくない顔ぶれですが、注目は直前の学徒体育振興大会で優勝している7位徳島商と、本大会3連覇中で出場校中最高ランクの3位海草中です。勢いと実績をそれぞれ象徴する両校の活躍が楽しみです。

1回戦第1試合の3位海草中対38位水戸商は5-2で海草中が勝利、学徒体育振興大会決勝の再現となった1回戦第2試合の5位平安中対7位徳島商は7-4で平安中が勝利して雪辱を果たしました。決勝は3位海草中対5位平安中。試合は海草中・真田投手、平安中・富樫投手の投手戦となり、序盤から両校ともに0行進。中盤を過ぎても両校得点できず、緊迫した状況が続きます。さらに終盤も0が続き、延長も見えてきた9回表、ついに海草中が2点を先制。その裏の平安中の反撃はならず、海草中が2-0の完封勝ちで優勝を決めました。

海草中は空前絶後の神宮国体4連覇の偉業。4回目の優勝で、これは第一神港商(現・市神港)、愛知商(神宮十周年を含む)の2回を引き離して全国最多。和歌山勢としては4年連続5回目の優勝で、これは愛知の3回(神宮十周年を含む)を引き離して全国最多。平安中は初の準優勝、京都勢としても初の準優勝。また、京都勢は神宮国体出場4校目(神宮十周年を含めれば5校目)にしての初勝利でもあります。

大会結果を反映したランキング(上位50校のみ)はこちら。
1942 神宮国体
順位 前回順位 学校名 地方名 Pts増減 現在Pts
1 1 岐阜商 岐阜 -14.270 1866.245
2 2 東邦商 愛知 0.000 1751.314
3 3 海草中 和歌山 129.970 1514.180 優勝
4 4 中京商 愛知 -30.915 1265.368
5 5 平安中 京都 60.573 1199.305 準優勝
6 6 島田商 静岡 -6.226 777.262
7 7 徳島商 徳島 14.473 745.979 ベスト4
8 8 一宮中 愛知 0.000 691.706
9 9 浪華商 大阪 -3.733 678.204
10 10 熊本工 熊本 -19.585 653.205
11 11 愛知商 愛知 -5.120 622.480
12 12 京都商 京都 -0.330 617.411
13 13 福岡工 福岡 -1.431 575.217
14 14 享栄商 愛知 0.000 530.177
15 15 下関商 山口 -2.712 507.974
16 16 海南中 和歌山 0.000 474.077
17 17 滝川中 兵庫 -0.314 470.365
18 18 高松商 香川 0.000 457.284
19 20 松山商 愛媛 -1.334 441.855
20 21 桐生中 群馬 0.000 431.434
21 19 呉港中 広島 -31.342 413.682
22 22 育英商 兵庫 -2.050 365.531
23 23 松本商 長野 -10.227 349.396
24 24 市岡中 大阪 -0.628 345.726
25 25 早稲田実 東京 -4.281 333.719
26 26 長野商 長野 -0.580 330.090
27 27 京阪商 大阪 0.000 297.486
28 28 大分商 大分 -0.479 294.203
29 29 明石中 兵庫 -11.892 275.146
30 30 日大三中 東京 0.000 267.844
31 31 岡崎中 愛知 0.000 261.076
32 32 小倉工 福岡 0.000 260.855
33 33 日新商 大阪 0.000 253.667
34 38 水戸商 茨城 22.922 220.107 ベスト4
35 34 浅野中 神奈川 0.000 216.520
36 35 高崎商 群馬 0.000 207.357
37 36 甲陽中 兵庫 0.000 203.174
38 39 愛知一中 愛知 0.000 196.945
39 37 北海中 北海道 -3.311 195.802
40 40 広島商 広島 0.000 193.089
41 41 膳所中 滋賀 0.000 180.995
42 42 横浜商 神奈川 0.000 180.941
43 43 慶応商工 東京 -0.364 177.081
44 44 千葉商 千葉 0.000 175.715
45 45 志度商 香川 0.000 170.063
46 46 扇町商 大阪 0.000 165.080
47 47 静岡商 静岡 0.000 163.098
48 48 神奈川商工 神奈川 0.000 162.408
49 49 静岡中 静岡 0.000 158.101
50 50 鹿児島商 鹿児島 0.000 157.495
(50位以降を含めたランキング全体はこちら(正式版1942神宮国体中等学校ランキング)です)

優勝した海草中はランク変わらず3位ですが、保有ポイントは同校過去最多です。準優勝の平安中もランク5位で変わらず。両校ともランク変動無しですが、他校が軒並み保有ポイントを劣化させているこの時期に獲得したポイントは、後々生きてくることになるかもしれません。他、上位校にはランクの変動無し。本大会は参加校4校ということで試合数もわずか3試合。ポイントを伸ばした学校も、その獲得ポイントも少なく、ランクへの影響は極めて小さいものに終わりました。ポイントでは首位岐阜商(現・県岐阜商)がさらにポイントを劣化させている中で5位平安中がポイントを伸ばし、保有ポイント1000ポイント越えの5校のポイントが近接しつつあります。一方で、6位島田商の保有ポイントは700ポイント台でしかなく、上位5校との間にやや大きな差が生じています。上位5校はこの時点での「5強」と言ってよいでしょう。ただし、この5強のうちの東海勢3校はポイントを落とし続けています。「東海王国」が今後どうなっていくのか、気になるところです。

神宮国体は中等野球のみならず様々なスポーツを包摂する総合スポーツ大会ですが、実は翌1943年も厚生省は開催を目指しています。ただ、各種スポーツの予選は実施したものの(中等野球には予選は存在しませんが)、10月には学徒出陣が始まるなど戦局は悪化を続け、結局本大会を開催するには至らず。そのため、この年の大会が実際に開催された大会としては史上最後の大会となりました。本ランキングでもこの大会が戦中最後のランクとなります。

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